総会議の最も重要な活動の一つが行われるという感情の高ぶりの中、参加者たちは第三週第三日目、次の六年間、神言会をそのチームと共に導いていくことになる総会長選出のために集まりました。選挙の前に典礼係による朝の祈りがあり、癒され、清められるようにと求めながら祈るように招かれました。その後で、参加者たちは小グループでコリント書のテキスト(Iコリ12章12-31節、13章1―8節)を分かち合いました。
10時15分に、シスター・アルテンホーフェンをモデレーターに、選挙が始まりました。管区長がプロセスの公式な開始を宣言し、明確な指示をいくつかしながら、秘密性を強調しました。
それからシュカルスキ師が投票の手順を読み上げました。監視員(ンガバ・ベグェム、ピーター・クラヴェル・クワメ・ナル、アンドリュース・オベン・アボアギエ、ワルテル・フェデリコ・リオス)は投票用紙を配り、その時に交互にその用紙が読まれました。10時57分に、クリュケ師は82票を得たパウルス・ブディ・クレデン師が選出されたことを公的に宣言し、こうして彼が神言修道会第十二代総会長となりました。
午後に、アダム・ノッテバウム師によって創設された「シュタイル倫理銀行」チームが銀行とはどのようなもので、どのように導かれるものかを語りました。54年にわたる目覚ましい銀行活動の間、シュタイル銀行は厳しい倫理基準と持続的実践を行ってきました。そのうちの一人が、花を壊すことなく密を得るハチの仕事と比較してこの仕事の要約をしました。銀行は全世界の神言会と聖霊会の宣教活動を支えています。
シュタイル銀行の発表の後、代議員たちは休憩をしてから選出されたばかりの私たちの総会長司式による聖体祭儀に向かいました。
典礼では初めに香炉がたかれ、煙が目に見えるようになると、「ハベームス・スペリオーレム・ゲネラーレム(私たちには総会長がいます)」と発語され、一人の兄弟会員が鐘を鳴らしました。二人の兄弟が新総会長の頭上で聖書を保持し、この機のために準備されたストラがかけられました。この開始の儀式は、ブディ・クレデン師が両手に油を塗られて頂点に達しました。
その説教の中で、ブディ師は「私にとって一番難しい時間は昨日の朝でした。投票の前と最中のことです。私は自分の小グループで自分の名前が出ていることに気付いていました。けれど、他の人の名前もよく出ていたので、自分はまだ大丈夫だと思っていました。」と表現しました。さらに、「こうした不確かさと恐れの悶々とした時間の間、数人の兄弟たちに自分の気持ちを語りました。そこで私は多くの兄弟たちにこう励まされました。『信頼して。神言会にとって一番良いことを知っている主の導きに信頼して』。『シスター・ミリアム・アルテンホーフェンやティム・ノートン師が整えてくれたここ数日のプログラムで識別をしている兄弟会員たちを信頼して』。『信頼して』という言葉が、私を落ち着かせてくれました。ですので、私は今朝、落ち着いた心で投票の全体ホールに、代議員の皆で決めるものを受け入れようという開かれた態度で来たのです」と続けました。
また、養成の重要性を次のような仕方で強調しました。「人々を準備し、若い兄弟会員たちを宣教のために準備するのは、神言会全体にとって重要な役割です。ちょうど昨日の分かち合いの間に自分の小グループで言及したのですが、初期養成も生涯養成も、わたしたちの諸文化の交わる生活と使命にとって、重要です」。同様に、人々、特に貧しい人や抑圧されている人の痛みへの感受性豊かな心の刷新と緊急性に献身することの大切さを強調しました。さらに、自分に二人の兄弟会員が近づいて「あなたが選ばれたときには、聖書のことも貧しい人々のことも忘れないでください」と言ってくれたと語り、それに対して「私はこの言葉が、私がいま皆さんに分かち合ったことを要約していると思います。私たちは、神のみことばと貧しい人々のことを忘れてはならず、貧しい人々の顔に主ご自身の御顔を見ながら、私たちの貧しい人々のための、貧しい人々と共なる働きのうちにある神のみことばの中に、インスピレーションと力をいつでも見出さなければなりません」。
夕食後、新管区長の選出の頂点を楽しみ祝うために、代議員たちは屋外で共に時を過ごしました。
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